2025年9月20日第265回苫小牧西子ども劇場鑑賞例会
『サーカスの灯』
が開催されました。
今回は共通例会ということで
全会員が鑑賞でき0歳の赤ちゃんから70代まで幅広い年齢の方と一緒に楽しみました。
ラストラーダカンパニー
公演していただいたのは名古屋の劇団
La strada company -ラストラーダカンパニー さんです。
道化師(ピエロ)の”チャン”さんと”ロント”さんによる
言葉を使わない(ノンバーバル)舞台を行っています。
ラストラーダカンパニー
共通例会は全会員で観ることができる劇になります。
全会員とはもちろん0歳からです。
そしてこの共通例会は近年
みんな楽しめるだろうと音楽作品が多い傾向でした。
正直幼児のお母さんの意見が強くなるので
幼児・低学年・共通と作品の低年齢化が問題だと思っていました。
そんな中で無言劇(ノンバーバル劇)というジャンルに手を出したのは一種の冒険に感じましたが
道内の他の劇場の話や企画総会の様子などから今回お呼びすることとなりました。
実際,すごく良い劇でした。
一切しゃべらないピエロの二人ですが
どんな掛け合いをしているのか想像できますし
子どもたちは指をさしたり,「うしろー」と教えているのを観て
会場全体で創り上げている雰囲気がとても温かく
みんなが笑いに包まれている楽しいサーカスでした。
事後交流でロントさんが話していた
半分は劇団側の感じて欲しい子どもの頃の懐かしい気持ちと
残り半分は観ている側の記憶だったり感情だったりが合わさって
それぞれが自分なりの楽しさを見つけられる
それが無言劇に込めた思いというのを聞いて,とても感激しました。
無言劇は状況を言葉で教えてくれませんから
役者の動きや表情,照明や音楽から想像しないといけない。
そういう機会が減っている中で
自分で行動にして伝えられる子どもたちはやっぱりすごいなと思います。
私は幼児~小学生の子たちの周りで一緒に観ましたが
一生懸命に話しかけたり身体を動かしたりと素直に感情を出せていてすごいなと思いました。
観客席に入ったり,巻き込んだりしていて楽しかったのはもちろん
パントマイムや多段のローラーボーラーと凄い技もたくさん観れて大満足でした。
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